幸せな沼の底

推しは変えるのではなく増やすタイプのオタクの雑記

0425の知らせをうけて。

コンサートの中止が決まった。

フェスも、舞台も、歌舞伎も、その他のたくさんのイベントや施設の中止・休業が決まった。

誰も望んでいないものの、仕方のない決断だとはみんな理解しているだろう。

 

でも所詮一観客でしかない私には分からない。

芝居が大好きで常に芝居のことを考えていると語る彼らが、

久しぶりに観客の前に立てて嬉しいと語る彼らが、

次の約束を信じて常にその時出来る最大限の形でステージに立ち続けた彼らが、

今どんな気持ちでいるのか。

 

 

でも、いや、だからこそ、

心が挫けてしまいませんように、また立ち上がれますように

と心から願う。

願い、祈ることしかできないから。

 

 

一観客の分際で、できることなんてたかが知れている。

彼らの気持ちが報われることを祈りながら、自分ができることをするだけ。

いつか、ステージと客席、それぞれの場所で笑顔で会えることを信じて。

3ヶ月で沼に落ちた話。

速かったです。確か年末の歌特番の時は意識してなかった気がするからたぶん3ヶ月。きっとそれくらい。

気付いたらSnowMan沼に落ちてました。
「沼に落ちたての頃の記録は残しておけ」とどこかで読んだので、はてぶろ初投稿してみます。長いですがよろしければ一緒に沼に沈んでいただけると幸いです。

 

 

出会いは夏の歌特番。SixTONESとセットの出演、でっかいイケメンが15人…!当時は9人誰の名前も知らなくて、「ダンスうまいなー、歌上手い人いるなー」くらいの印象だった。そこで披露されたKISSIN' MY LIPSをすごく好きだなと思ったのは覚えてる。でも1stも3rdも曲としてはあまりハマらなくて、TLに布教する方もいなかったからそれっきり。

 

時は流れて、2021年1月。
一人のお家時間が暇すぎて長風呂にはまった私はYoutubeをお風呂の中で見るのが日課になっていた。SmileUpProjectを見返したり、北斗くん目当てでSixTONESチャンネルを覗いてみたり。そんな時にふとおすすめ欄で目に入ったのがこれ。


www.youtube.com

これ好きな曲だ!と思ってぽちっとしたら最後。
ぼーっと眺めてると、ある一人の動きから目が離せなくなっていた。見終わると最初に戻ってもう一度再生。今度こそは全体を見ようと思っても気づいたら一人を目で追っかけていて、その繰り返し。
私、この人のパフォーマンス、好きかも。

そこからレコメンドされるがままに関連動画を見ていった。さすがダンスが売りのグループ、ダンス定点動画が人気コンテンツのようでいろんな曲がアップされている。どの動画を見ても目に飛び込んでくるのは同じ彼。曲によって全然違う雰囲気をまとっているのに、どれも魅力的。
私、この人のパフォーマンス、めっちゃ好きだわ。

コメント欄を見るとその人は「他担狩り」と呼ばれているようで、見た人を自分のファンへと引きずり込むらしい。すごい。小型犬みたいなビジュアルしてるのに。

 

ダンス定点動画の後は、バラエティ系動画を見ていった。バラエティの彼はパフォーマンスの時とは全然違っていて、いの一番に切り込んでおっきな声で笑って多めにボケてくる。あれ、私ほんとにこの人に狩られたのかな、人違い?でもかわいいからまぁいいや。
バラエティ系動画を見ていると少しずつ全員のキャラクターが見えてくる。このいかつい人、意外と可愛いな。どこのグループでも最年少は愛され毒舌なんだ。貴族とは……?正直、個人の名前もよく分からないまま見始めたけれど、なんか楽しい。この人たち、めっちゃ仲いいんだな。平和だな。好きかも。

 

それからは湯船につかりながらSnow Manの動画を見るのが日課になった。全員の名前も覚えて、チャンネル動画を半分くらい見終えた頃にアップされたのが「"Snow Man ASIA TOUR 2D.2D." Digest Movie」。その後ダメ押しのごとくLIVEパフォーマンスがアップされて、その度に狩られる私。「買っちゃおうかな」「いやいやまだシングルも買ったことないんだよ」を繰り返し、最後はえいやっで購入決定。
その後は速かった。LIVE見て狩られて、PV見て狩られて、特典映像で笑い転げる(結局シングルも買った)なんだこれめっちゃ楽しい。大好き。

 

少しずつ彼らの知識が増える中で、Jr時代の彼らの主戦場が舞台だったことを知った。タッキーから「滝沢歌舞伎」の舞台を引き継いだこと、映画化されたこと、2021年も上演されること。

歌舞伎も好きな私にとって「滝沢歌舞伎」は恐怖だった。こんなに好きになっているのに中途半端な「歌舞伎」を見せられたら嫌いになってしまう。反対にとても良かった場合、この沼からは絶対に抜け出せなくなる。絶縁か底なし沼か。すごく見たい、だけど見たくない。でも待って、歌舞伎とジャニーズ、推しと推しがクロスするなんて奇跡じゃない?一回見てみよう。見てから考えよう。

 

2019年のDVDを購入し、再生するときはなぜかちょっと緊張してしまってテレビの前で正座して見た。
初めて見るタイプの舞台作品。コンテンポラリーのようなダンスシーンもあれば殺陣やフライングもあって、ジャニーズらしい楽曲も。ジャンルはバラバラなのに全部魅力的。ジャニーズの舞台、おもしろいな。

あっという間に一幕最後のシーン。恐れていた「歌舞伎」。舞台上で化粧を始める9人。前情報で知ってはいたけど、本当に女形やるんだ……

始まった、五右衛門ZERO。
お、いい発声。立ち姿も綺麗。ちゃんと腰も落ちてる。うん、見得も良い。型をなぞるだけじゃなく、真摯に向き合っているのが伝わってくる。Snow Manの歌舞伎、かっこいいかも。

そして、桜の舞。
お顔立ちからし女形の化粧が似合うのは想像できていたけれど、花道から出てくる彼に息が止まるかと思った。美しい。所作もたおやかで、いつもの狩ってくる彼と同一人物とは思えないくらい。いろんなことができる人だからある程度は予想していたけれど、想像を軽々と超えてきた。もっと見ていたい。女形をやってくれてありがとう。

 

結果として、Snow Manの歌舞伎は私を底なし沼にいざなってくれた。すごい。推しと推しが交わってる。やっぱり沼の底ってつながってるんだね。

 

初めて狩られてから3ヶ月。まだまだ知らないことも多いけど、新しい一面を発見していくのがとても楽しい。
佐久間大介さん、いつか生で歌舞くあなたに会えたら嬉ピーマン!